オトチガラとは?

オトチガラの方針

商圏分析(エリアマーケティング)は本来、売上や集客を最大化するための戦略を練るものです。

オトチガラは分析を行うために必要な情報をできる限り提供し、その分析の材料を提供します。

オトチガラの姿勢

オトチガラはデータに関して、恣意的な加工や統計処理を最小限にしております。

公的データを組み替え、必要な部分を抽出することを徹底しています。

オトチガラが統計的に出店に最適なエリア、リスクがあるエリアを評価することはありません

また提示するデータの取捨選択は行っていますが、その理由については一切隠匿することなく以後に開示しています。

エリア選定の判断の高速化、自動化を目的としおらず、判断の質を高めることを目的としています。

オトチガラの有効な使い方

路面店の出店に際し、商圏分析が行われないケース、またはやり方が分からないケースが存在するかと思います。

オトチガラは業種・ターゲット・目ぼしいエリアを選択していくと、そのエリアの人口等のデータを提供します。

いままでやらなかった、できなかった情報収集を限りなく簡便に、高速に行うことが可能です。

データドリブンのエリアマーケティングの第一歩となることでしょう。

また、データはありますがデータを読み解くには、専門的な知識が必要となる場合があります。

オトチガラは一人でマーケティングを考える上でも有用ですが、専門家と二人三脚でマーケティングするときに最大の力を発揮するよう設計されています。

オトチガラのレポートを印刷し、相談の際にテーブルの間に置くことが理想です。

そこにはデータドリブンで、かつエリア選定やマーケティングを相談する上で、会話や質疑のネタとなる情報が詰め込まれているからです。

オトチガラの構成

2種類のオトチガラ

プレーン版

プレーン版は高速に市区町村の評価をするツールです。

業種やターゲット、目ぼしい市区町村の人口やターゲット人口などを簡単に評価します。

まずマーケティングの第一歩目を体験してもらうためのツールとなります。

EX版

EX版はログイン後に使用可能となる本格派ツールです。

特定のエリアに関する、人口関連、人流関連、周辺環境などを複数エリア比較する形のレポートを生成します。

いよいよエリアの特定や物件探しのフェーズの直前に、考察すべき内容を整理するのに適しています。

プレーン版

プレーン版のゴール

プレーン版のゴールは、選んだ市区町村が、同じ都道府県内の他の市区町村と比較してどうか、を端的に評価することです。

従いまして、評価は都道府県を跨いで比較することは意味がありません。

どうしてこのような設計なのか?

日本国内を俯瞰し、全てをデータドリブンで比較するケースを想定していないからです。

「データ的に〇〇県が最適だから、そこに出店する」と考える人は多くないと思われます。

ある程度、その都道府県に所縁がある、土地勘がある、思い入れがあるといった、データでは測れない部分をもって地域の選定が進む方が一般的です。

データは重要ですが、データだけでは測れない要素が存在することを看過しない設計になっています。

業種選択

プレーン版では「飲食」「学習塾」「ヘア・ボディケア」から業種を選択できます。

(※EX版ではさらに細かく業種の設定が可能です)

業種は一般論として下表の評価軸ごとの影響度に差を設けています。

また駅の影響度は都道府県によっても異なります。

首都圏や大阪、愛知などでは相対的に駅の影響力を高く設定し、車社会の地域では駅の影響力をやや引き下げています。

沖縄は鉄道がありませんので、その影響力を0にしています。

必要人口 事業が成立する上で、必要となる母集団の最低数
人口の影響度 その業種における人口の影響度
競合の影響度 その業種における競合の影響度
駅の影響度 その業種における駅の影響度
飲食店 学習塾 ヘア・ボディケア
必要人口 中程度 多い 少ない
人口の影響度
競合の影響度
駅の影響度

ターゲット年代

全ての年代の顧客を対象としたサービスや商品の提供は難しいと言えます。

誰に何を届けるかを考えるときに、ターゲットの年代は極めて重要なファクターです。

プレーン版では業種で「飲食」「ヘア・ボディケア」を選択した場合、「20~30代」「40~50代」「60代以上」で選択ができます。

また「学習塾」を選択した場合、「未就学児」「小・中学生」「高校生以上」から選択可能です。

(※EX版では5歳区切りの年齢設定、ターゲットの性別まで細かく設定できます)

地域の選択

プレーン版では「地域→都道府県→市区町村」の順で分析対象の市区町村の選択を行います。

「〇〇県と△△県のどちらが良いか、データで決めよう」という人は多くないはず。

「〇〇県に出店することは決めているが、A市とB市はどちらがよいか」と迷った時、プレーン版は真価を発揮します。

分析の開始

市区町村まで選んだら、分析開始ボタンがアクティブになります。

相対的な簡易スコア、スコアの内訳、市区町村のデータや簡単な解説などが表示されます。

簡易スコアはS~Dまでで表現されます。

スコアのロジック

スコアは絶対的な売上や集客の保証をするものではありません。

ターゲット人口、競合、駅までの距離(アクセスの利便性)の3軸を用いて、同都道府県の他市区町村と相対的に比較をしたものになります。

また重要なロジックとして以下の2点が組み込まれています。

①最低限の人口 一般的に事業が成立しうる最低限の人口が業種ごとに設定されています。
この最低限の人口を下回る場合、スコアが落とされる仕組みを組み込んでいます。
②競合密度 競合密度が高すぎる場合、わずかにスコアを落とす仕様となっています。
人口を競合密度で割った時、①の「最低限の人口」を割りこむかどうかで判断しています。
③ニーズの不成立 競合が少ないことが必ずしも良いことだとは限りません。
そこに競合が存在していることがニーズの表れであるとも言えます。
よって競合が0で、かつ①の「最低限の人口」を下回るエリアの場合、大幅にスコアを落としています。

本来は相対表ですので、Sスコアは何%、Aスコアは何%となっており、どの都道府県であっても、必ず、SもDも存在するのが一般的です。

しかしオトチガラはこの減点方式を込みこむことで、相対評価の割合を崩しています

プレーン版の簡易的な都市評価を過信しすぎないようにしてもらうためです。

EX版

EX版のゴール

EX版はログイン後に使用可能で、選択項目を保存しておくことができます。

EX版はより詳細な項目設定を行い、メッシュ(500m四方)の単位を主軸としたエリア情報の提供をいたします。

市区町村より、細かく絞り込みが可能であり、提供される情報も多岐にわたります。

プレーン版と異なり、簡易的なスコアリングは致しません

決断の代行はしませんが、リッチな情報を提供することで、ユーザー様の決断のサポートをすることを目指しています。

EX版は、最終的な出店判断の直前段階で、検討材料を整理するためのツールです。

なぜメッシュなのか?

まず出店するポイントを比較検討する際、比較用の面積を固定する必要があります。

行政区単位(「○〇三丁目」「大字〇〇」など)で人口等の抽出は可能ですが、行政区の有無は人流とは関係がありません。

またそれぞれの行政区の面積を正確に抽出することは困難であり、人口密度等の比較が困難になります。

そこでメッシュという単位を使用することで比較を可能にしています。

メッシュの課題

メッシュは整然としている一方で、複数の行政区を跨ぐことがあります。

よって異なる隣接する行政区が同じメッシュを共有することがあります。

しかし、行政区で選択していく方がなじみ深いので、この限界は許容していただく必要があります。

なぜ500mなのか?

500mというサイズは、徒歩圏・生活圏として一般的に扱われる単位を基準としております。

業種選択

EX版ではプレーン版以上に細かく業種の選択をすることができます。

この業種の選択は、競合分析を行う場面で活用します。

細かく業種が分かれていることで、より精度高く競合の位置が把握できるようになります。

ターゲット選択

EX版ではターゲットとして性別と5歳区切りで細かく年齢を選択することができます。

性別×年齢に合致した層の合計を「ターゲット人口」としています。

ターゲット人口は、メッシュ内の人口に対する割合の多寡を比べるために使用します。

また想定のターゲットから±5歳程度の年齢を選択しなおすことで、潜在的なターゲットを含めた分析も可能となります。

業種で学習塾を選んだ場合、自動的に対象となる年代が選択されます。

小中高を全対象としたい場合、選択する年齢を調整してください。

エリアの選択

地域→都道府県の順でエリアを絞り込んでいきます。

都道府県を選択すると、都道府県下の市区町村が一覧で表示されます。

「総人口」「ターゲット人口」「ターゲット割合」「都市タイプ」が表示され、「詳細」の押下でさらに詳しい情報が表示されます。

詳細ボタンでは、都市の人口や人流などのデータを閲覧することができます。

保存して登録ボタンを押下すると、ここまでの選択が登録され、次回ログイン時には選択が終わったところから再開できます。

都市の選択にデータを加味する理由

都市の選択について、所縁がある土地であることや、土地勘があるなどの主観的な理由は重要です。

一方でこのあたりから、選択にデータ的な裏付けがあると、例えば融資や補助金等の審査など場合、都市を選んだ理由が説明しやすくなります。

例えば地場の商工会や信用金庫などからの審査の場合、何かしらの都市選択の理由があったほうが、説明がスムーズな可能性があります。

もちろん主観的な理由で十分な場合もありますが、一方で全く所縁のないエリアでの出店の場合、担当者の「なぜここなのか?」という小さな疑問が残り続けるかもしれません。

メッシュの選択

ここからメッシュの選択を行います。メッシュは1度に最大5件まで選ぶことが可能です。

メッシュの選択は都市内の駅から選ぶ、または都市内のタウンから選ぶことが可能です。

都市内の駅を比較したい場合は、5件全て目ぼしい駅で選択するのが良いかもしれません。

タウンの選択の際にも、都市内の最寄り駅も併せてリスト化されているので、駅とタウンを並行して選択することも可能です。

タウンを選択したほうが、わずかですが選べる情報が多くなります。

都市タイプの「流動型」とは、居住して1年未満の人が多いエリアの事です。

一方「安住型」は少なくとも5年以上住んでいる人が多いエリアで、これらはビジネスの長短スパンでの戦略建てに役立ちます。

タウン名が違うのに、人口密度やターゲット割などが全く同じ場合は、隣接するタウンで同じメッシュが選択されている可能性が高いです。

情報が重複しますので、どれか一つを代表として選び別のメッシュを選択することをお勧めします。

一つ以上のメッシュを選択すると、「メッシュのチェックリストの作成」ボタンがアクティブになります。

メッシュの考え方

駅やタウンはその住所を代表する1点の緯度経度を持っています。

その緯度経度を含むメッシュが自動的に選択される仕様になっています。

よって同じメッシュに複数の駅やタウンの緯度経度が含まれることがありえます。

同じメッシュが選択されているのに、異なる最寄り駅が表示されることがあります。

これは、駅とタウンが持っている緯度経度の距離を測定しているからです。

メッシュのチェックリスト

選ばれた都市やメッシュに関するチェックリストが生成されます。

これはレポートではありません。エリアマーケティング上、確認すべき事項をデータとともにまとめたものです。

データの解釈や不足データを補うため、現地調査や専門家とのミーティングを重ねて、項目を確認していくことをお勧めします。

チェックリストはPDFにダウロードし、印刷するのに最適なフォーマットで提供しています。